6月2日(木)6限、中学3年生を対象にした進路講演会が行われました。ゲストとして招かれたのは高校2年生に進級した先輩たち。グローバルクラス、グローバル選抜クラス、先端サイエンスクラス、それぞれのクラスに進み、1年を過ごした生徒たちが高校での生活について語りました。
中学3年生に進級した生徒たちにとって、高校進学は遠い未来の話ではありません。校舎こそ隣接しているものの、高校は不安と期待が混在する未知の世界。事前アンケートではさまざまな質問が寄せられました。
「今在籍しているクラスを選んだ理由は?」
「今のうちにやっておくべきことは?」
「校則は厳しいですか?」
「高入生(高校から入学した生徒を指します)との仲は?」
「2年前の自分に伝えたいことは?」
などなど。これらの質問に応えながら、各クラスから選出された高校生が2人1組となって、1つ1つ教室を回りながら15分間のスピーチをしました。
「勉強は難しくなるから、今から基礎をしっかりやっておこう」
「高入生はみんないい人。すぐ仲良くなれる!」
「校則は…、(小声で)中学ほど厳しくないよ」
「勉強も大事だけれど、中学のうちに好きなことを思いっきりやっておこう」
中学3年生たちは、1年後に思いを馳せながら、先輩たちの話に聞き入っていました。これからは、すべての行事に「中学最後の」という冠がつきます。授業も、行事も、テストも、部活も、全力で取り組んでほしい。そして、2年生、1年生にしっかり文理中学の文化を引き継いでほしい。それが、高校生になるための「準備」です。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、全国で一斉休校になった2年前の春。入学したのに通学できないという不安な日々を過ごした3年生たち。来春、笑顔で高校に進学できることを心から祈っています。