令和4年度 1学期終業式が行われました

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7月20日(水)、令和4年度1学期終業式が行われました。
また、輝かしい成績を残した生徒への表彰なども同時に行われました。

学校長挨拶(全文)

 皆さんおはようございます。今学期も、ほぼ予定された教育活動を、皆さんの協力のもと実施できたことを大変うれしく思います。外からのお客様は、十分にお招きできなかったかもしれませんが、動画配信等、皆さんの活躍は、多くの方々のもとへ届けることができました。ありがとう。

 今日は、先日 凶弾に倒れた 安倍晋三 元内閣総理大臣について少しお話します。私の子供時代は、佐藤栄作という方が、総理大臣を長く勤めていました。安倍元総理大臣の大叔父にあたる佐藤栄作の在任日数を2020年の8月に追い越し、安倍元総理は歴代の最長の在職期間をもつ総理大臣となりました。

 総理大臣に就任してすぐに、世界のトップリーダーと会談をするため多くの国々を訪問していました。また、彼は在任中、様々な改革を実行に移しました。教育基本法の60年ぶりの改訂。国民投票法の制定。国家安全保障会議の設置。特定機密保護法の成立。彼の功績については、歴史的な評価を待つにしても、まさに、彼は戦う政治家でした。内閣支持率が落ちるのも覚悟した上で、断行した施策も数多くありました。

 彼の多くの著者の中で、教育の再生について述べた文章があるので、抜粋で紹介します。

「日本の子供たちの学力の低下については、私はそれほど心配していない。問題はモラルの低下のほうである。とりわけ心配なのが、若者たちが刹那的なことだ。若者が未来を信じなくなれば、社会は活力を失い、秩序はおのずから崩壊してゆく。教育は学校だけで全うできるものではない。何よりも大切なのは家庭である。かつては家庭と地域社会が子供たちのモラルを醸成する役割を果たしていた。人と人との助け合いをとおして、道徳を学び、健全な地域社会が構成されてきたのである。」
(安倍晋三「新しい国へ」より 文春新書2013年)

 学校現場を預かる私も、同感です。ホスピタリティ精神を大切にする本校で、皆さんには積極的に思いやりの精神を発揮してもらいたい。毎日、人に対する優しい心遣いをし、人から感謝される言動・行動をとってもらいたいと強く思っています。行動が伴わないホスピタリティ精神は偽物です。若い皆さんの行動力に、私は期待しています。

 明日からは、夏休みです。皆さんが立派な大人になるためにも、しっかりと心を鍛え上げてください。

 尚、高校3年生は、自分の第1志望の進路実現のため、夏期ゼミなど、積極的に参加してください。悔いのない夏休みを全力で駆け抜けてください。皆さんの進路実現を先生方と全力でサポートします。充実した夏休みを過ごしてください。

学校長 柴田 誠