本校34期卒業生の辻 友香さんが、10月14日(木)に行われた武蔵野音楽大学管弦楽団演奏会にて、学内の弦楽器専攻生の中からオーディションで選抜され、ソリストとしてヴァイオリン協奏曲を演奏しました。
演奏を終え、「大勢のオーケストラに支えられながら自分の音楽を自由に表現するという経験は初めてで、自分の内にあるアイデアをたくさんの人と共有し表現することの楽しさや難しさを、実際に体験し学ぶことができました。演奏が終わってたくさんのお客さまから拍手をいただいたときの感動は、今でも忘れられません。これを糧に、今後も様々な音楽に触れながら精進していきたいと思います。」と語ってくれました。
また辻さんは、皇居東御苑内の音楽堂「桃華楽堂」で毎年開催されている、令和2年度音楽大学卒業生演奏会にも出演。演奏会には都内5つの音楽大学から、その年の卒業生の代表者が出演者として招かれます。令和2年度は、コロナ禍のため映像収録となりましたが、武蔵野音楽大学の代表として出演して演奏の様子を後日両陛下にご覧いただくこととなりました。
「荘厳な雰囲気のホールで代表として演奏することは、責任重大であり緊張感がありました。しかし、またとない大変貴重な機会をいただけたことに感謝し、何よりも音楽を楽しみながら演奏を果たすことができました。」
辻さんの今後のご活躍を心よりお祈りします。
《プロフィール》
埼玉県出身。西武学園文理高等学校卒業。武蔵野音楽大学附属入間音楽教室にて4歳よりヴァイオリンを始める。同大学音楽学部演奏学科を首席で卒業。現在、同大学院音楽研究科修士課程ヴィルトゥオーゾコース1年次在籍中。同大学平成30〜令和2年度「選抜学生によるコンサート」、令和2年度卒業演奏会、令和2年度音楽学部新人演奏会に出演。学内オーディションにてソリストに選抜され、同大学管弦楽団と共演。京都・国際音楽学生フェスティバル2019に出演。令和2年度音楽大学卒業生演奏会(皇居東御苑内桃華楽堂)に出演。平成29〜令和3年度福井直秋記念奨学金給費奨学金奨学生。ヴァイオリンを田島美佳、樋口菜穂美、R.ダヴィドヴィッチ、飯島多恵の各氏に師事。室内楽を深山尚久、恵谷真紀子の各氏に師事。