みんなが仲間でありライバル。
個人で、そしてバンドで「音」を楽しむ
フォークソング部
部長 上原 七樹 さん
――上原さんがフォークソング部に入部したきっかけは何ですか。
上原:中学時代は吹奏楽部に所属していました。当時から大好きだったドラムを、高校に入学したらバンドの一員として演奏してみたいと思い、入部を決めました。
――フォークソング部の活動について、具体的に教えて下さい。
上原:私たちフォークソング部は、現在3年生11人、2年生10人、1年生30人の合計50人を超える大人数で活動しています。活動場所は本館419教室とすぐ隣のスタジオで、活動日は月・火・木・土の週4日です。
アコースティックギターでの演奏が必須で、仲間とバンド活動をすることも可能です。個人でもバンドでも「音」を楽しみながら、全員が楽器の練習に真摯に取り組んでいます。
――フォークソング部では、どんなことに力を注いでいますか。
上原:外部から専門の方を招いて、アコースティックギターの指導をしていただきました。独学ではカバーできない知識や技術を得ることができました。自分たちで教え合うことで互いを刺激することも必要だと思いますが、自分たちだけでは分からないことがたくさんあります。今後も、さまざまな方に教えていただく環境を整えられるように働きかけたいと思っています。それがクラブ全体のレベルアップにもつながると思っています。
――上原さん自身が、リーダーとして一番うれしいのはどんなときですか。
上原:校内で行うライブが成功したときです。ライブは準備も含めて、細かい指示を出すことが多いのですが、みんなが協力してくれてスムーズに進行できたときは、ほっと安心すると同時にとてもうれしいです。あと、最近は少しずつですが、仲間の演奏も俯瞰的に見られるようになりました。特に、自分が担当しているボーカルとドラムにはつい目が行きます。そんなときに仲間や後輩たちの演奏がうまくなっていると刺激ももらえるし、自分のことのようにうれしいです。
――リーダーとして大変なのはどんなときですか。どうやって乗り越えますか。
上原:「部長」という肩書きがプレッシャーになることはありました。成功させなければと思えば思うほど緊張もしますし。でも、最近では「部長」だからこそ、多くの人が自分の演奏に注目し期待してくれるのかもしれないと思えるようになりました。それからは演奏がより楽しく感じられるようになりました。
――ということは、リーダーとして大変なことというのは…。
上原:はい。今はないですね(笑)
――フォークソング部の目標を教えて下さい。
上原:基本的には個人やバンド単位での目標になりますが、部員に共通している目標は私学文化祭への出演ですね。学校として出演枠はいただいているので、誰が出るか、どのバンドが出るか、お互いに意識しながら日々練習に励んでいます。みんなが仲間であり、ライバルです。
――上原さんにとって音楽って、何ですか?
上原:心のよりどころです。私は幼少期からピアノを習っていて、ずっと音楽がそばにある環境で育ちました。ピアノを辞めたいと思ったこともありましたが、頑張って続けてきたことで音楽的な感覚が身につき、現在のドラム演奏や歌に活かされていると感じています。今、心から音楽と歌を楽しめているのも、小さいときからいつも音楽を身近に感じさせてくれた両親のおかげです。本当に感謝しています。
――ありがとうございました。最後に文理高校の受験を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
上原:フォークソング部は、選抜クラスの生徒も多く所属しています。部活だけでなく、大学受験を見据えて勉強にも力を入れて取り組んでいる人がたくさんいます。勉強も部活も頑張りたいという人にはお勧めしたい部活です。文理には他にも素敵な部活がたくさんありますが、ぜひフォークソングも候補に入れてもらえたらと思います。ご入学、そして入部を心待ちにしています!