いつも心に音楽を―
一番の目標は「音楽を楽しむ」こと
吹奏楽部
部長 五十嵐 哲雄 さん
――五十嵐さんが吹奏楽部に入部したきっかけは何ですか。
五十嵐:小学生の頃から、文理の吹奏楽部の演奏を聴いて、憧れていました。中学生や高校生の先輩たちの演奏やパフォーマンスがカッコよくて。自分は、特に金管楽器が好きで。はじめからトランペットを吹きたい、そう思って入部しました。
――吹奏楽部の活動について、具体的に教えて下さい。
五十嵐:部員は、現在は、中学生10人、高校生24人の合計34人で活動しています。練習は週に6日。日曜日は原則OFFですが、大会前は休日返上で練習します。主にサイエンスホールと中学棟1階の多目的ホールが練習場所です。個々の技術ももちろん大切ですが、全員が気持ちを合わせてクオリティの高い音楽を演奏できるように日々精進しています。
――吹奏楽部には、チームポリシーやスローガンはありますか。
五十嵐:吹奏楽部は、代々「いつも心に音楽を」という言葉をモットーとして掲げています。いつも音楽と一緒。音楽に囲まれて、音楽に導かれて、音楽に後押しされて、そうやって日々を過ごしています。きっと先輩たちもそうだったと思いますし、今一緒に演奏している仲間も、これから入部してくる未来の後輩たちも、それは変わらないと思います。
――五十嵐さん自身が、リーダーとして一番楽しいのはどんなときですか。
五十嵐:1人で演奏するのも楽しいし、僕自身そういう時間も大切にしていますが、やっぱりみんなで演奏することほど楽しい瞬間はないですね。演奏していて、全員の気持ちが一つになる瞬間、みんなの気持ちが音楽に乗っている時間が最高に楽しいです。
――リーダーとして大変なのはどんなときですか。どうやって乗り越えますか。
五十嵐:中学生を含め、30人を超える部員をまとめるというのは本当に大変な仕事です。自分が主務になり、初めてそれを実感しています。今だったら、先輩たちの苦労や悩みも共感できそうです。でも、誰かがその役目を果たさなければならないし、この1年はたまたま僕がやらせてもらっただけのこと。正直、悩んでも、副部長をはじめ相談できる仲間、頼れる仲間がたくさんいるので、何でも相談して解決しています。
――吹奏楽部の目標を教えて下さい。
五十嵐:年間を通してさまざまなコンテストや発表会があり、少しでも上の賞を目指して練習していますが、一番の目標は「音楽を楽しむ」ことです。ただ、この「楽しむ」は決して楽をしたり、自己満足に終わるような楽しみ方ではありません。僕たちの音楽を聴いた人たちが楽しむこと、そういう演奏をして初めて僕たちも音楽を楽しめる、そう思っています。
――五十嵐さんにとって音楽とは何ですか?
五十嵐:一言で言えば「人生」です。これまでも、これからも僕自身、音楽とともに生きていくと思います。
――ありがとうございました。最後に文理高校の受験を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
五十嵐:音楽をTogetherしようぜ!